近年ではTVのCMなどでお馴染みとなっているものに、AGA治療があると言えます。AGA治療薬としてはプロペシアが有名で、主成分は「フィナステリド」というものになります。フィナステリドが含まれている治療薬としては、プロペシアの他にもフィンペシアやプロスカーなどもあります。日本の厚生労働省で認可を受けているフィナステリド含有の治療薬としては、プロペシアのみが認められており、医療機関を受診することで処方してもらうことが可能となります。

したがって、一般的な薬局やドラッグストアで市販されている医薬品ではなく、処方箋治療薬ということができます。プロペシアは現在においてはAGA治療薬として普及していますが、元々は薄毛を治療するために開発された医薬品ではなく、前立腺肥大症の治療薬として開発されたものでした。開発をしている段階において、被験者に増毛効果があらわれたことによって発毛剤としても研究されるようになりました。フィナステリドにはAGAの原因となる、DHTの生成を抑制させる効果があるためにAGA治療に有効な成分となります。

医療機関でプロペシアを処方してもらうときには、健康保険が適用されませんので自由診療という形になります。そのために1錠あたりにおいて、およそ250円の費用がかかることになるために、1か月あたりの治療費としては1万円ほどかかると考えておいたほうが良いでしょう。また、プロペシアによるAGAの治療については、途中で服用を止めてしまうことによって効果が無くなってしまうことが考えられるために、継続的に治療薬を服用することが大切です。